Short shorts film festival ASIA

・・・今日はホントは『LAST SHOW』を観に行く予定だったのに、
仕事を入れてしまったボケボケな私(汗)。。。
でも、にゃきゃやまさんが素敵(kaiさん情報、多謝!)らしいので、
日を改めて観に行きますわん。
待っててね、にゃきゃやまさん♪
と、気を取り直して、23時30分から六本木ヴァージンシネマズ
『Short shorts film festival ASIA』(Program AI-A)を観てきました。
全7作品、どれも面白くて大満足★


一番のお目当てはジョニー・トー監督作品『自行我路』。
それぞれに異なる職業でそれぞれに不満を常にもち満たされない生活の中で、
ふと目に留まった自転車レースに参加することで知り合いになり、親友になり
自転車レースへと挑んでいくというストーリー。
最後まで必死な感じが伝わってきて、かっこいいというよりもたぶんちゃんと
社会人になっている4人が自転車を漕いでいるときはもう少年のようで可愛い★
レースに出て今の自分がすぐに変わるわけではないけれども。
うん、でもいいよね、ちょっと前に進もうと思えただけでもと思う。
で、最後に4人を遠くから見ていた少年が自転車に乗ろうとするんだけども、
彼は右足が義足で、それを外して左足だけで自転車に乗るんだけども、転んでも
ちゃんと起き上がって片足で漕いでいくんですが、いやはや感動しました。
『4sisi』
シシという女性を心情に合わせて4人の女性が演じていてその都度に
彼女たちが出す雰囲気が違うけどもどこかに統一してるとこがあって面白かった。
『あなた達ゲイ?』
香港の高校生たちが同級生の男子二人がゲイかと思うほどにベタベタしすぎで
彼らがゲイかどうか倫理の先生、クリスチャンの生徒に質問したり、当人たちにも
聞いていき、ゲイかどうかを追うドキュメンタリーだったんですが、面白い!
オブラートにくるむような質問の仕方ではなくて、かといってきつい感じではない
『ホントかな?』という疑問をサラっと映像にしてて観ていて楽しかったです。
『ウェディングドレス』
イラク戦争のさなか新婦の衣装を借りに危険な国境地帯をボートで危険な旅に出る
男の話なんですけども、水辺にも空にも武装した兵隊がいる中を新婦のために
頑張る。衣装を貸す友達が『何もこんな戦争中に(式を)あげることないだろう』
というと『もうずっと(戦争)続いているじゃないか、だったら今でも一緒だ。』
このセリフが切なかったです。最後に無事に新婦の元についたけども、途中で威嚇
された時にドレスに弾があたって、胸に大きな穴が開いてしまってそれを見たときの
表情がもうつらかった。。。
『アジア』
男がいろいろなことを回想していると現実なのか夢なのか分からなくなっていく。
映像が綺麗でした〜〜。主人公が写真を軸に描く絵が現実化するところとか、
ふわっとした感覚で好き。
『アマル』
インドのキシャ運転手のアマルはどんな苦境にもめげずにキシャ運転手という仕事に
満足していて、ある時、彼にふっと幸運がやってくる。
これが一番、ほんわかしていて観ていてホッとした作品。
アマルはホントにバカ正直なんですよぉお。
でもそのおかげで大金持ちから莫大な遺産を譲ってもらえることになったのに、
その説明のために弁護士が来たときも稼ぎ時の昼だからずっとそわそわとしてて、
キシャを監視するのを頼んだのに、盗まれるんじゃないかと気が気でないし。
で、弁護士から遺言状をもらって読んでも、キシャが心配で話の途中で抜けてくるし、
というのも文字が読めないから何書いているのか分からないアマルは気づかない(笑)
またキシャ運転手を日々やっていくんですが、もう運転して仕事している時は楽し
そう。逆に気づかなくてよかったよぅ、アマルっ♪
あんなに仕事を楽しそうにやってるキシャ運転手なら乗ってみたいなぁ。
『語る男』
韓国のアニメーション。
これも映像がよかった〜。
対比になっているのか、主人公が友達と話をしている時にはキリっとして、
背景もしっかりしているんだけども、5歳の少年と話しているときには何となく
まだまだ少年のようにふてくされた感じで背景はやや淡い感じ。
この監督のアニメはまた機会があれば観たいなぁ。


う〜ん、一番好きなのは『アマル』かな。
明日もまたshortshortsに行ってきます。