わが家の犬は世界一

chungsan2005-05-04



仕事後に映画を観に新宿武蔵野館へ。
海を飛ぶ夢」を観たかったけども満席だったので、次に観たい映画に。


わが家の犬は世界一」(?拉是條狗)
あらすじ
中国は犬の登録料が高い。狂犬病にかかった犬に噛まれて死んだ人もいるせいらしい。
旦那さんが夜勤に行っている間、変わりに愛犬カーラを散歩に連れていった奥さんは
警察の取り締まりにあい逃げ切れずに、カーラは捕まって連れていかれる。
カーラを引き取るには明日の午後16時までに登録証を作らないといけない。
そうしないとカーラは処分されてしまう。
夜勤から帰ってきた旦那さんはカーラを取り戻すために四苦八苦。家族との関係も
ぎくしゃくしてきてしまう。。。
はてさて、カーラはどうなるのか、家族の中はうまくいくのか。


おとうさん、うだつがありませぇん(汗)
カーラを取り戻すためにいろいろと奮闘するけども、ほとんど裏目に。
途中であきらめて、他の犬を露店で買ってみるけども、だまされたり。
登録料さえ払えばすぐに何とかなるけども、5千元(約7万円)と中国の生活基準で
考えると高い!
息子は何かというと自分を怒るし、自分よりもカーラを可愛がってるおとうさんの
ことに対して不満もあるけれども、カーラもおとうさんも大好きだから息子なりに
何とかしようとしてみるけども、問題を起こしてしまったり。
奥さんは、カーラを取り戻してあげたいけれど、お金はないし、カーラの母犬は
おとうさんの(愛人だったかもしれない)知り合いの女の人で、そのことでまだ
おとうさんへの疑心暗鬼が続いていたり。。。
でも、おとうさんが好きだから、腰をいためたことのあるおとうさんを気遣ったり、
別の犬、猫を飼うのをすすめてみたり、でも最後には貯金をおろしてあげるし。
こう書くと、おとうさんがホントにダメダメなんですが(笑)、家族のために一生懸命
夜勤してるし、おとうさんのセリフに「家族には犬以下に思われている俺だけども、
カーラはいやしてくれる」みたいなことを言うとこが切なかったぁ。
憎めないよ、おとうさん。
家族それぞれに思いやっているんだけども、うまく伝わっていない。
もっとちゃんと思いやれれば、いいのに。。。
そんな家族をつないでいたのがカーラなのかも。
最後にカーラは連れていかれるけども、おとうさんの知り合いの女の人のつてで
戻ってきて、登録料を支払ったという文章で終わるんですが、この映画が中国で公開
されてから登録料が千元(約1万4千円)なって、ペットブームがきているみたいです。
逆に簡単に嫌になったら犬を捨てるようなことになって欲しくないなぁ。